2018年6月25日、
第二回シンポジウムを開催しました。
午前中は四ツ谷セミナールームにての平成30年度定期総会を開催し、
午後からは会場を代々木に移しまして、夏の勉強会を開催いたしました。
勉強会には当協会会員の他、一般の方も多数参加してくださいました。
38名の皆様、ありがとうございました。
第一部は、桜美林大学の山口創教授による基調講演
「手の治癒力」触れるを学ぶ~セラピーを深める~でした。
冒頭で司会の光永久女氏により、山口先生の新刊「脳からストレスが消える 肌セラピー」の一節が紹介されました。
『相手のために触れるとき生まれてくるのが「慈愛の心」「慈愛の心」で相手に触れると、触れるほうも触れられるほうも、自律神経のバランスが整い、免疫が整います。触れる心身の健康につながるのです。』
「この文章を読んだとき、“大きなことはできません。小さなことを大きな愛でするだけです。”という、マザーテレサの大好きな言葉が浮かんで、嬉しくて涙しました」と、光永氏。
参加者の期待が高まります。
講演は2時間に渡り、身体心理学に基づいた「触れる」の作用、科学的な研究や実験の結果、セラピーを行う上での心得や実際の触れ方まで、詳しくお話いただきました。
タッチセラピーにより、触れられる側だけでなく、触れる側の脳からも「オキシトシン」の分泌が促進されるということです。
山口先生は仰りました。
「慈愛の心、相手を思いやる気持ちで触れることが何よりも大切です。」
先生の「触れることは愛すること」というお言葉は、今後の皆さまの、リフレクソロジストとして、また、セラピストとしての道標になったのではないでしょうか。
続く第二部、ベイリースクール講師で当協会の会長、牧野和子氏の指導による「ハンドリフレクソロジー体験」では、山口先生にもベイリーのリフレクソロジーのタッチを体験していただきました。
施術の一番最初は優しく触れることから始め、ついでエクササイズ、それからリフレクソロジーの施術を。そしてまたエクササイズをし、最後は共に触れ合いながら呼吸を整えて終わる。
参加してくださった皆さまにベイリー式リフレクソロジーの優しい触れ合いを体験して頂き、
皆さまそれぞれからオキシトシンがたくさん分泌されたのでしょう!
開場はとても温かで、和やかな雰囲気に包まれました。
「触れることの生理学的な効果がわかり、タッチングの奥深さを感じました」
「論理的で、エビデンスに基づいたお話だったのでとても勉強になりました」
「ハンドリフレの実習は、お相手して下さった方の気持ちが伝わって心地よかったです」
「とても楽しかったです。知識を持ってタッチセラピーをできます。」
「今後改めて真心をこめて施術しようと思いました」
などなど、多数の感想をお寄せいただきました。
(すべてをご紹介できず申し訳ございません。)
山口先生をはじめ、ご参加の皆さまと素晴らしい時を共有できたことを心より感謝いたします。
ありがとうございました。
記:東岩