ボランティアプロジェクトご報告

リレーフォーライフさいたま2024 活動報告 「継続の力・広がる輪」

 

ボランティアプロジェクトリーダー 牧野 和子

 

今年のリレーフォーライフさいたまは9月28日(土)15時開会~29日(日)9時閉会の日程で開催。開催時間は18時間と短縮されましたが、コロナ禍以来、初めての夜越えでの開催でした。

 

開催日が近づくにつれて気になるのはお天気。どうか雨が降りません様にと祈る気持ちでしたが、雨の予報が曇りに変わり当日は青空も見られ、爽やかな秋風も吹く良い天候に恵まれました。

 

私たちボランティアメンバーは8名で参加。例年通り、がん治療拠点病院相談支援センターとの協同参加です。テント内の半分を使わせ頂きました。

 

テントに到着するやいなや、「去年時間切れでやってもらえなかったので今年は早めに予約に来ましたという方がお二人いらっしゃいましたよ」と相談支援センターの看護師さんから言われ、びっくりして、大慌てでブース内を設置!

 

参加メンバーは手慣れたもので皆さんテキパキとブース内を整えて下さいました。

ブース内の様子、施術の様子などは協会HP内に写真がアップされておりますのでそちらをご覧ください。

協会理事の三浦さん作、ハンドメイド横断幕は力作です!どうぞお見逃しなく!!

 

今年は施術用リクライニングチェアを2台から3台に増やしてみました。

開会式の前から施術を開始して、夜の8時過ぎまで、そして翌朝も7時半の来場から9時まで途切れることなくリフレを受けて頂くことが出来ました。

 

ボランティアメンバーは他のブースを訪ねる余裕もなく次から次へと施術。

受付担当者が時間配分を上手にして下さったのでスムーズに希望者への施術が出来ました。

皆様方のおかげで想定以上の寄付をすることが出来ましたこと、心より感謝申し上げます。

 

2016年、埼玉県立がんセンターからお声かけ頂き、がんセンターのテントの隅っこで、二人だけで始めたリレーフォーライフさいたまへの参加。歳月を重ね、継続して参加することで少しずつ少しずつ手応えを感じています。

 

初回はリフレクソロジーの認知度は低く、ブースを訪れて下さる方はごくわずかでした。

前回までは会場内でリーフレットを配りながら「リフレクソロジーいかがですか~!」と来場者へお声かけをしていました。

参加回数を重ねるにつれ感じた変化はリピーターが増えたということです。

 

私個人的にも相談支援センターの看護師さんやソーシャルワーカーの方々などお顔見知りの方が増え「牧野さん!」と声をかけて頂けることが嬉しかったです。

 

今年はリレーフォーライフさいたま実行委員長様や他県から巡見にいらっしゃった実行委員長様にリフレを体験して頂けたこともとても良かったと思います。

 

補完療法として、日々病と共にあるがん患者さんの生活の質の向上に役立つものとして、リフレクソロジーをがん患者さんとご家族、そして医療従事者に知って頂く機会をとの思いで毎年参加しています。その手応えを今年は感じることが出来ました。

 

もう一点は、患者のご家族や医療従事者など日頃ケアを提供している方御自身へのケアの選択肢のひとつとしてリフレクソロジーを知って頂きたいという思いです。

こちらも少しずつ知って頂けて来た様な・・・。

 

夜勤明けでご来場の看護師さん、リフレを受けている間中眠りにおち、施術後は心身ともに非常にすっきりしたと話されました。お身体がとても軽く感じられるとのこと。

リフレを受けて下さった方は総じて皆さま眠りにおち、「気持ちが良かった!」とのお声を頂きました。

 

夕闇がせまり、会場が暗闇に包まれつつある中、灯がともされたルミナリエのメッセージを読みながらグランドを歩きました。

お一人お一人、大切な方を思う気持ちにあふれたメッセージを胸に刻みながら、大切な方との大切な時間のためにリフレクソロジーがお役に立つことを強く願い一歩一歩あるきました。

 

今年も相談支援センターの皆様方と共同で参加させて頂きましたことを大変ありがたく感謝申し上げます。

 

そして、共に参加して下さったボランティアメンバーの皆様、参加できなくても応援して下さった皆様方のおかげで無事に今年のリレーフォーライフが終了しましたことを心よりの感謝を込めてご報告いたします。ありがとうございました。

 

写真提供:坂本さん、東岩さん、都築さん、加藤さん

初の試みとなる2枠ご予約でのフルトリートメント5名、ハンド1名を含む、32名の方にリフレを受けていただいきアンケートにご協力いただきました。

 

アンケートはチェックボックス式にリニューアルしましたので、集計結果をご覧くださいませ。

 

20分とはいえあっという間にお眠りになる方が多く、アンケート結果通りの手応えを感じました。

 

「気持ちが良かった〜」「リフレを堪能しているつもりが気がついたら寝ていてびっくり!」とのお声をたくさんいただきました。

少しでも寛ぎをご提供できたかなととても嬉しく感じました。

 

今回はチェアーを4台用意し、3台を常設、1台を予備とし、ハンドの方がいらっしゃった際に予備のチェアーで対応しました。

 

5時を回るあたりから陽が落ち、フルトリートメントを受けられた方はタオルだけでは寒そうにされていて厚手のブランケットを急遽車に取りに行きました。

 

予約票はチェアーが増えたためタイムテーブルで管理できるように来年リニューアル、そのほかの改善点等も2日目参加の皆さまと一緒にリストアップしましたので来年に繋げていけたらと思います。

 

また、Tシャツ購入希望のお声を数名の方からいただきましたので、来年のシンポジムあたりで再注文する予定です。

 

最後になりますが、想像以上に大盛況で活動風景等を写真におさめる時間があまり取れず、参加者の皆さまからのご提供に大変助けられました。また、駅からの相乗り、会場の準備や片付け、施術前後のシートの交換や除菌等にも手際よくご協力いただき心から感謝いたします。

 

残念ながら参加できなかった方からも応援のメッセージや会場にお立ち寄りいただいたりととても励みになりました。ありがとうございました。

 

来年のRFLJさいたまは開催時間がさらに長くなる予定だそうです。楽しみですね♪

 

(三浦)