3月20日の春分の日に、オンラインにて『春の勉強会』を開催いたしましたのでご報告いたします。
今回の勉強会は、テーマを「まるっと【睡眠】を学ぶ」とし、基礎学習、手技確認、事例報告の3つのプログラムで構成いたしました。
参加者は18名でした。
まずは基礎学習。
ベイリースクール11期ご卒業の青葉靖代氏をお迎えし、脳をメインとする神経系の解剖生理と病理について講義していただきました。
解剖生理では、脳、脳神経、そして、眠りのメカニズム、睡眠サイクルなどを学びました。
特に、睡眠時に重要な役割を果たす器官に関しては、リフレクソロジーを実践する上で大切な反射区への理解に繋がる大変有意義な情報でした。
病理では、睡眠障害の種類や、子ども、女性、高齢者(認知症)別に睡眠障害がどのようなものか理解することができました。
次に牧野和子会長の手技確認。
解剖生理・病理で学んだ内容を踏まえた上で、再トリートメントすべき反射区の確認、その反射区を施術する際の注意点・テクニックの確認をしていただきました。
牧野先生が実践されている、ベイリーの反射区図や解剖生理に基づいたより実践的な脳幹から松果体へのアプローチ方法は大変興味深く、クライアントに提供するリフレの質を深めることができると感じました。
最後に睡眠改善の事例を報告。
当協会理事の正田さんは、モニタートリートメントを実施されました。
その期間、睡眠障害に悩むクライアントの睡眠を「ピッツバーグ睡眠質問票日本語版」で評価し、リフレクソロジーがどのように睡眠に影響を与えるのかご報告くださいました。
参加者の皆さまにも睡眠評価にトライしていただきました。
6点以上で睡眠障害ありとされますが、点数を送ってくださった7名のうち、睡眠障害ありの方が5名(6点1名、7点2名、8点2名)に対し、なしの方が2名(5点2名)でした。
実際にご自身の睡眠評価をしていただきましたが、いかがでしたか?
当協会では、今回の勉強会をスタートとし、【睡眠に関するプロジェクト】を計画していく所存でおります。
「ピッツバーグ睡眠質問票日本語版」は、駿河先生がご紹介くださり、正田さんが実際にモニタートリートメントを通してリフレクソロジーの現場での活用を実施、模索してくださいました。
医療現場や様々な研究で使用されている、睡眠を数値で把握できる
等の理由から、リフレクソロジーの恩恵をクライアント側にご納得いただきやすいですし、施術者も確かな手応えを感じやすいのではないでしょうか?
様々な角度から思索を重ね、プロジェクトとして仕上がりましたら、皆さまにご案内したいと思います。
どうぞお楽しみに!
さて、今後の勉強会、基礎学習は青葉先生にお願いいたしました。
青葉先生は川口で訪問看護師をされており、グリーフケアやフットケア指導士として小さな子どもから高齢の方まで幅広い年代の方をケアされています。先生の今後の講座にも期待が高まりますね。
青葉先生がお話しくださった厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023(案)」をご参考までに。
https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/001181265.pdf
最後になりますが、ネットワーク環境や操作などでご迷惑をお掛けした際には、迅速なご協力と温かいご理解をいただきありがとうございました!!
オンラインではありましたが、皆さまにお目にかかれてスタッフ一同心より嬉しく感じております。
以上をもちまして2023年度の活動は終了となります。一年間ありがとうございました。
また来年度も引き続きまして、どうぞよろしくお願い申し上げます。
カフェの様子
・講義中の青葉先生、その後ろでオンライン参加の牧野先生と三浦
・牧野先生、カメラマン吉川さん、足モデル竹内さん
・ホストの画面です
・風光明媚なカフェからの景色
ボランティアプロジェクトお知らせ
・リレーフォーライフジャパンさいたま2023活動報告をご紹介中の牧野先生in春の勉強会
・リフレ中の画像も掲載していただけました♪
2024年度は、9月28日(土)・29日(日)、農業者トレーニングセンターで開催予定のようです。
当協会の出展が決まり次第、ご案内いたします。